手紙の季語 [3月]

手紙の季語 [3月]

3月に書く手紙季語には、以下のようなものがあります。

 早春の候、早春の折、早春のみぎり、初春の候、浅春の侯、春分の候、解氷の候、など

★また、季語そのものを使わず季節感を表現するような手紙の出だしには、以下のようなものがあります。これは、自分の言葉で少しずつ変えて使うといいですね。

 ・日増しに春めいてまいりましたが、皆さまお変わりなく
  お過ごしのことと存じます。
 ・ようやく暖かい季節となり、お体にも少し良いのでは
  ないかと存じます。
 ・春光おだやかな季節となりましたが、お元気でご活躍の
  ことと存じます。
 ・季節の変わり目で不安定な天候が続きますが、ますます
  ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 ・初春の折、皆様ご健勝のことと存じます。

手紙の結びの言葉には、季語を入れてもいれなくてもいいですが、相手を思いやる文章にしましょう。

 ・桜の季節も近いことですが、なにとぞご自愛ください
  ますようお祈りいたします。
 ・まだまだ暖かさも安定いたしません。風邪などひかれ
  ませんよう、ご自愛ください。
 ・お彼岸を過ぎてもまだ朝夕冷え込むときがございます。
  何卒、体調をお崩しになりませんようお祈り申し上げます。
 ・季節の変わり目、どうぞ、体調を崩されませんように。
 ・春も間近です。暖かくなったら、どうぞこちらにも
  お出かけください。

  新生活を迎える人に

 ・慣れない赴任先で何かと大変でしょうが、くれぐれも
  健康にはお気をつけください。
 ・新しい街での春を満喫されるよう、お祈りしております。
 ・新生活がこれからますます実り多いものになりますよう、
  お祈り申し上げます。
 ・転勤直後で何かとお忙しいことと存じますが、どうぞ
  健康にはお気をつけください。

★覚えておくと手紙に役立つ3月の暦

 三日 桃の節句(ひな祭り)
 六日頃 啓蟄(=けいちつ、冬眠中の虫が這い出してくる日)
 十二日 奈良の東大寺二月堂のお水取り
 十四日 ホワイトデー
 十八日頃 春の彼岸の入り
 二十一日頃 春分の日(春のお彼岸の中日)
 

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