手紙の季語 [11月]

手紙の季語 [11月]

11月に書く手紙の季語には、以下のようなものがあります。

 晩秋の候(折、みぎり)、暮秋の候、向寒の候、初霜の候、初雪の候、落葉の候、菊花の候、など

★また、季語そのものを使わず季節感を表現するような手紙の出だしには、以下のようなものがあります。これは、自分の言葉で少しずつ変えて使うといいですね。

 ・落葉の季節となってまいりましたが、皆さま、お変わりなく
  お過ごしのことと存じます。
 ・初霜の便りも聞かれる季節となりましたが、お元気で
  いらっしゃいますか。
 ・菊花薫る時節となりました。このたびの叙勲、まことに
  おめでとうございます。
 ・日ごとに秋が深まってきましたが、皆さまお元気でご活躍
  ですか。
 ・さざんかの咲く季節になりましたが、皆さま、お健やかに
  お過ごしでいらっしゃいますか。
 ・こちらでは、もう初雪が降りました。今年は冬の訪れが早い
  ようですが、そちらではいかがでしょうか。
 ・季秋の候、お嬢様の七五三をお迎えの由、おめでとうござい
  ます。

★手紙の結びの言葉には、季語を入れてもいれなくてもいいですが、相手を思いやる文章にしましょう。

 ・朝晩めっきり冷え込むようになりました。くれぐれもご自愛
  ください。
 ・向寒のみぎり、何卒、お身体をご大切になさってください。
 ・どうぞご自愛専一になさって、お健やかに冬を迎えられます
  ようお祈りいたします。
 ・深秋の候、ご家族皆様方のご健勝とご活躍をお祈り申し上
  げます。
 ・師走に向けて、よりお忙しい時期を迎えられることと存じ
  ます。どうぞ、ご自愛ください。
 ・日増しに寒さがつのってまいります。お風邪などひかれま
  せんよう、お気をつけください。
 

★覚えておくと手紙に役立つ1月の暦

 三日   文化の日
 七日頃  立冬
 十五日  七五三祝い
 第三木曜日  ボジョレー・ヌーボー解禁
 二十二日頃  小雪(雪がちらつき始める頃)
 二十三日   勤労感謝の日
 

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kigotegami at 01:57 この記事をクリップ!